実際に、自分の家の周辺など、普段生活している範囲や、よく知っている地域の地図を読んでみましょう。

普段の生活で慣れていると思っている地域の地図だからこそ、じっくり見ていくと、その他の地域よりわかりやすく地図記号もみつけられるかもしれません。そして、自分で歩いてみましょう。

地図に表記された道は実際にはどんな様子でしょう?周囲の建物の位置は同じでしょうか?

今まで、もし地図が発明されなかったら、きっと世の中は迷子だらけになっていたでしょう。

 

地域を地形図で確認してみよう

自宅の周りには山や川などの自然があるでしょうか?

地形図を見て実際の地形と見比べてみましょう。

山や坂は、等高線と呼ばれる線が多く書かれているでしょう。

この線は山の高さを記す線ということがわかるでしょう。

 

また、建物の名称が記入されていない地図を見てみるのも面白いでしょう。

道路の場所や形、建物が表記していても、名前がなければどこに何があるのかわかりません。

各自で場所を見て、花畑や、公園の名前を書き込んでみたりしてみましょう。

お店の名前調査や、植物だけの地図、バリアフリーポイントの地図など、テーマを決めて歩くのも楽しいかもしれません。

そうやって楽しく読み方を覚えることで、いつもの道に多くの発見が見つかるでしょう。

 

地図にかかれていない、小さなの裏道などを見つけるのも面白いでしょう。

また、古い地図と新しい地図を見比べて違いを探してみると面白い発見があるかもしれませんね。

建物や道路の増減や、老人ホームや図書館などの新しい地図記号が増えているかもしれません。

地図を読めるようになると、町の変革なども確認することが出来ると言えるでしょう。

 

一般図と主題図

地図と本と言えば相性も良いのではないかと思われがちですが、実は日本で出版された書籍の中で、本格的に地図について解説したものはあまり多くありません。

我々が真っ先に思い浮かべる地図は、いわゆる縮尺を用いた一般図でしょうが、それ以外にも自然や人工、経済に関する情報に絡めた、或いはそれらの情報を搭載した地図が存在しています。そうした地図は産業界でも活躍しますし、文化的な理解、学習にも非常に役立ちます。

こうした地図は主題図と呼ばれるのですが、出版数で比較すると、一般図には及びません。

 

こうした地図に関する知識を著した書籍はさらに、ある見方で類別することができます。それは、地図作成者の視点で書かれたものなのか、それとも地図利用者の視点を基に著されたものなのか、という種類です。

例えば地形図の読み取り方を解説したような本は、書店で見かけることがあるでしょう。これは後者の例に該当します。

 

地図を身近に

主題図について解説したり、地図作成者の視点を書き連ねたりした例は、比較的少ないと言えますが、地理学関連書や論文、報告書等で地図を利用する際、この種の解説書は大いに役立つはずです。

ただ現代の技術進歩はその状況を変えつつあるのも現実です。地図作成術が進歩したことで、デジタル技術で済ませる人が圧倒的多数になりました。

例えば学生が論文を仕上げるのにも、描画ソフトを利用すれば難なくこなすことができるのです。

そのため、地図作成スキルを細かく解説した書籍の需要は、確実に減っています。ペンで手書きするよりも、パソコンやスキャナで済ませる時代ですから、当然と言えば当然の現状です。

 

この傾向は当該書籍の内容にも影響しており、例えば彩色についてのチャプターが追加されたりしています。

それだけ地図彩色が容易になったということです。もし使いやすい地図が見つからないと思っているのであれば、自分で作ってみるのも案外よいかもしれません。

また、地図作成を発注できる会社も意外とたくさんありますから、そういったところに相談してもよいかもしれません。